青春と読書 本の数だけ、人生がある。 ─集英社の読書情報誌青春と読書 本の数だけ、人生がある。 ─集英社の読書情報誌

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今月の目次

2019年11月号
(No.520)

2019年11月号(No.520)

毎月20日発売 本体83円+税

表紙/456(shigoro)

デザイン/松田行正+杉本聖士+梶原結実+倉橋弘

今月のエッセイ

行成 薫
『本日のメニューは。』

  • [今月のエッセイ]さて、今日は何食べよう。

    食欲の秋到来! ということで、この度、『本日のメニューは。』という〝ゴハンモノ小説〟を刊行させていただく運びとなりまして。大変ありがたいことでございます。たまに本屋さんに行ってみると、結構ゴハンモノ小説って多いな、ということに気づくんですよね。食欲というのは人間にとってゆるぎない三大欲求の一つですから、「食」が創作意欲の原点となっている作家さんも多いのかもしれないですね。
    さて、簡単に新刊を紹介させていただきますと、これまでの僕の作品を知らない方々にも気軽に手に取ってもらおう、というコンセプトのもと、すでに「小説すばる」で発表した二編と書き下ろし三編で構成した短編集でして、お求めやすい〝いきなり文庫〟で刊行となっております。話の舞台はすべて飲食店。もともと僕は作品中にゴハンを登場させることが好きなもので、もういっそのこと全編ゴハンでいく? という感じで生まれた作品でございます。

目次

特集

安部版「太平記」シリーズ刊行!
安部龍太郎 最新刊『蝦夷太平記 十三の海鳴り』

[インタビュー]安部龍太郎 古典の世界観に縛られずに、経済・流通から南北朝時代を捉える
[書評]朝宮運河

インタビュー

唯川 恵
いつもかたわらに猫がいた―猫と女性の七つの物語
佐高 信
絶望の泥染めから浮かび上がる〝本当の希望〟

注目の新刊

堂場瞬一
『弾丸メシ』

[書評]東えりか

カラー口絵

口絵Ⅰ~Ⅲ

『博学王 13 2/1 のビックリ大図鑑』

今月のエッセイ

池澤夏樹
『沖縄からはじまる』電子版の刊行に寄せて
小林エリカ
狂気の母乳とトリニティ、トリニティ、トリニティ
行成 薫
さて、今日は何食べよう。

本を読む

神田法子
加藤 元『ごめん。』
大森 望
井上真偽『ベーシックインカム』
犬山紙子
タン・フランス『僕は僕のままで』
武田砂鉄
瀬畑 源『国家と記録』
サンキュータツオ
木原音瀬『探し物屋まやま』

連載

谷村志穂
りん語録⑳(最終回)

口絵Ⅳ+33~40

北尾トロ
猟犬猟師と、いざ山へ。②
梶よう子
本日も晴天なり⑩
浜辺祐一
救命センター 新・ドクターファイル⑤
太田和彦
ペンと盃 酔いどれ文学紀行④
はるおかりの
九天に鹿を殺す 煋王朝八皇子奇計⑥

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