[連載]
オッドアイの白猫アンジー 本の世界へ旅をする⑭

「ここは導かれた者だけが辿り着ける場所。
さあ、一緒に旅をはじめましょう!」
おしゃれで好奇心旺盛なオッドアイの白猫アンジー。彼女が今月旅するのは、いつもとは少し趣の違う特別な一冊。自身が案内人として旅をしながら読者を導いてきた『麗しのアンジー わたしスケッチ』です。
この本は旅人である読者が自身と向き合いながら自分だけの物語を紡いでいくもの。その中でアンジーが最初に案内するのは、静寂の光が降りそそぐ石造りの美術館です。そこで旅人は「自画像」を描き、
けれど物語は一変、ふたりは深い秘密の森へ。過去や涙を飾った静かな博物館、本音を誘い出す森の妖精たち、そしてすべてを浄化する聖なる泉。アンジーはランプで行き先を照らしながら、旅人が重い荷物を手放し自分を
過去を洗い流し心を軽くした旅人が辿り着くのは潮風香る祝祭の
夕陽に染まる黄金色の運河から、積み込んだ宝物とともに大海原へ漕ぎ出していく小さな舟。アンジーは港の石畳に佇み、自慢の白い毛を揺らしながら、船影が見えなくなるまで愛おしそうに見送ります。
「ふふ、自分だけの光を見つけたあの子なら、どんな嵐も乗り越えていけるわ」
見送りを終えたアンジーが向かうのは、はじまりの場所であるあの静かな美術館。奥の小部屋にある愛用のソファに腰をおろし、ふうっと息をつくアンジー。ランプの灯りが柔らかく辺りを照らします。ここは旅立った人々が迷ったときにいつでも還ってこられる大切な場所。そのとき、ランプが温かい光を増しました。
「あら、もう次の旅人がきたみたいね」
アンジーはそう愛おしげにつぶやくと、新しい旅人を迎えるため動き出すのでした。
来月は、一年の感謝を伝える本の贈り物を準備するアンジーの旅をお送りします♪
アンジーとは?
好奇心旺盛で可愛いものや美味しいものが大好きなオッドアイの白猫。たまに失敗をして落ち込んでも、毎日をハッピーに過ごしています。『麗しのアンジーわたしスケッチ』が10月26日に発売。本誌p48にも関連記事を掲載。SNSで毎日イラスト投稿中!
X:@AngieLaCoquette/Instagram:angie_la_coquette
KaZoo(イラスト担当):アンジーのイラストを手がけるイラストレーター。/ Toro*Kon(言葉担当):アンジーの言葉とメッセージを担当しているクリエイター。





