[連載]
集英社オレンジ文庫10周年記念企画
柑橋の文字をかじる
⑦ゆきた志旗 著
『亡き王女のオペラシオン 1』
「王家に未来はありません。」
占い師の揺るぎのない声が王妃に突き刺さる【前奏曲】とされるパートから、物語が始まる。予言のようなこの言葉に心臓を摑まれるのは読者も同様で、私はたちまち引き込まれ、気がついたら物語の舞台である近世フランスへと足を踏み入れていた。
激動とされるその時代のなかで、大きな運命と歌の才能を与えられて生きるのが、主人公の少女・ソフィー。とある一家と、愛や知識に満ちた交流を重ねてきたソフィーは、一家が悲劇に見舞われるなかで、自分の出生にまつわる真実や、与えられた使命を知る。
逆境に立たされたプリンセスが、ふわふわなドレスでハッピーエンドを迎えるお
その一方で、そこに子ども向けの甘さが一切ないところも秀逸である。(抜粋)
集英社オレンジ文庫10周年アンバサダー・大友花恋さんによる作品紹介の続きは、公式HPに掲載。ぜひ、ご覧ください。
https://orangebunko.shueisha.co.jp/book/kankitsu_no_moji
大友花恋
おおとも・かれん●1999年10⽉9⽇⽣まれ、群馬県出身。
雑誌「Seventeen」で専属モデルを務め、現在は「MORE」専属モデルとして活動中。「今⽇、好きになりました。」(ABEMA)ではレギュラー見届け人を務める。近年はドラマ「正しい恋の始めかた」(EX系/2023年)で主演を務め、ドラマ「フィクサーSeason3」(WOWOW/2023年)、「トークサバイバー2」(Netflix/2023年)、「厨房のありす」(NTV系/2024年)などに出演。