今月の目次
2020年10月号
(No.531)
2020年10月号(No.531)
毎月20日発売 本体83円+税
表紙/456(shigoro)
デザイン/松田行正+杉本聖士+梶原結実+倉橋弘
[受賞の言葉]
河野啓
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第一八回開高健ノンフィクション賞受賞
『デス・ゾーン栗城史多 のエベレスト劇場』河野啓 [受賞の言葉]山のマグロの謎を追って
「少ない酸素でいつまでも泳いでいられるマグロがボクの理想です」
そう話す栗城史多さんの、小動物を思わせる笑顔が今も私の脳裏に焼き付いている。二〇〇八年初夏、彼を描くドキュメンタリー番組の撮影初日のことだった。
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巻頭エッセイ
椎名誠
椎名誠『続 家族のあしあと』刊行記念エッセイ「ぼんやり生きてきた」
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本を読む
神田法子
神田法子が読む小島環『泣き娘』
「中華ロマンの味わいの中に浮かび上がる現代社会の問題」 -
本を読む
東えりか
東えりかが読む片野ゆか『着物の国のはてな』
「母の着物が似合わない」から始まる痛快謎解きノンフィクション -
本を読む
岸本葉子
岸本葉子が読む『料理家 村上祥子式 78歳のひとり暮らし』
キャリア50年、ベテラン料理家のありのままの暮らし -
今月のエッセイ
田中啓文
「マグマ大使」のゴア、「人造人間キカイダー」のハカイダーなど悪者好きが高じて!?『さもしい浪人が行く』田中啓文
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本を読む
青木千恵
美術ファンにはたまらない池寒魚『画鬼と娘』を青木千恵が読む
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インタビュー
村山由佳
村山由佳が伊藤野枝の生涯を描く
『風よ あらしよ』刊行記念インタビュー -
本を読む
朝宮運河
朝宮運河が読む中山七里『隣はシリアルキラー』
「壁」が生み出す謎とサスペンス -
対談
斎藤幸平×白井聡
【新書大賞2021・受賞作】
斎藤幸平『人新世 の「資本論」』
対談「気候危機の時代。脱成長こそ、未来をつくる道」