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今月の目次

2019年9月号
(No.518)

2019年9月号(No.518)

毎月20日発売 本体83円+税

表紙/456(shigoro)

デザイン/松田行正+杉本聖士+梶原結実+倉橋弘

特集対談

佐藤賢一
『ナポレオン』全3巻

  • [特集対談]出口治明×佐藤賢一
    近代世界の礎を築いたナポレオン

    一七六九年八月十五日の正午頃、地中海に浮かぶコルシカ島の南西岸にある港町アヤーチュで、聖母マリアの被昇天祭の聖餐式のために教会へ向かう女性が、突如産気づいた。大急ぎで家に戻ろうとしたが、寝台まではもたず、仕方なしに二階広間の長椅子で男児を産み落とした─。
    フランス皇帝ナポレオン・ボナパルト(イタリア名、ナポレオーネ・ブオナパルテ)の生誕二百五十年に当たる今年、佐藤賢一さんの『ナポレオン』全三巻が連続刊行されます。第一巻「台頭篇」(発売中)には右の誕生当日の情景を含めて、故郷を離れてパリの陸軍幼年学校に入学し、やがてイタリア方面軍司令官として劇的な勝利を重ねていく姿が描かれています。
    続く「野望篇」(九月五日発売)「転落篇」(十月四日発売予定)の刊行を前に、ライフネット生命創業者で現在はAPU(立命館アジア太平洋大学)学長を務めておられる出口治明さんをお迎えして、作者の佐藤賢一さんとナポレオンの魅力についてお話しいただきました。『全世界史』(上・下)『人類5000年史』 (Ⅰ・Ⅱ) などを著して歴史に造詣の深い出口さんは、『王妃の離婚』以来の大の佐藤ファンでもあるそうです。この機会に、「聞きたいことが山ほどある」と楽しんで対談に臨まれました。

目次

特集

佐藤賢一『ナポレオン』全3巻
[対談]佐藤賢一×出口治明 近代世界の礎を築いたナポレオン

インタビュー

逢坂 剛
殺し屋「百舌」とは何だったのか。―新刊とシリーズ全体を振り返る
成田龍一
戦争が「記憶」となった時代の貴重な財産
北尾トロ
ライター兼鳥撃ち猟師が猟犬使いの世界に飛び込みます!

対談

塙 宣之×伊達みきお
本当は、お客さんが笑っているだけでいいんです

カラー口絵

ミシェル・オバマ 『マイ・ストーリー』
[書評]渡辺由佳里 なぜミシェル・オバマの回想録は共感を呼ぶのか

今月のエッセイ

伊岡 瞬
そして、奈落の底へ

本を読む

池上冬樹
矢野 隆『至誠の残滓』
今村昌弘
下村敦史『絶声』
榎本正樹
松澤くれは『鷗外パイセン非リア文豪記』
水野和夫
マルクス・ガブリエル/マイケル・ハート/ポール・メイソン『未来への大分岐』
筒井 潔
中村宇利『「暗号貨幣(クリプトキヤツシユ)」が世界を変える!』

連載

太田和彦
ペンと盃 酔いどれ文学紀行②
谷村志穂
りん語録⑱
浜辺祐一
救命センター 新・ドクターファイル③
椎名 誠
椎名誠のエンディングノートをめぐる旅⑰
はるおかりの
九天に鹿を殺す 煋王朝八皇子奇計④
小田嶋 隆
諦念後 男の老後の大問題⑬

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