今月の目次
2020年4月号
(No.525)
2020年4月号(No.525)
毎月20日発売 本体83円+税
表紙/456(shigoro)
デザイン/松田行正+杉本聖士+梶原結実+倉橋弘
[特集対談]
久坂部 羊『怖い患者』
吉村萬壱 × 久坂部 羊
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“読後感最悪小説集”
「怖い患者」刊行 久坂部羊×吉村萬壱対談[特集対談]ハッピーエンドはとても書けない
久坂部羊さんの短編集『怖い患者』が刊行されます。
いくつもの病院を渡り歩く“ドクターショッピング”に走る女性を描いた「天罰あげる」、心地よく利用者に過ごしてほしいと心を砕く介護施設で起きた予期せぬ争い「老人の園」、注射の副作用を疑い始めた女性が一躍時の人となる「注目の的」─。
現役医師でもある久坂部さんが描く5編の作品はどれも強烈にブラックで、そして、現実と地続きの世界です。
刊行に当たり、吉村萬壱さんをお招きし、対談していただきました。純文学とエンターテインメントと、活躍の舞台は異なりますが、互いに共通点を感じていたというお二人。それはどんな点なのでしょうか。二人の出会いから、対談は始まりました。
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インタビュー
千早茜
オーダーメイドの香水を作る天才調香師を描く「透明な夜の香り」千早茜インタビュー
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吉田大助
新潮ミステリー大賞出身、生馬直樹の最新作は過去イチで尾を引く後味
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細谷正充
普通のミステリーでは満足出来ない人は必読、驚愕の作品なのだ!
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今月のエッセイ
石川宗生
ビートルズの「ディア・プルーデンス」に影響を受けて書き上げた一冊とは?
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今月のエッセイ
植松三十里
美しい函館の街と美しい夫婦
「レイモンさん 函館ソーセージマイスター」 -
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東えりか
東えりかが読む北方謙三「チンギス紀」
両者一歩も引かぬ闘い -
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吉田大助
額賀澪初のお仕事小説は青春小説以上に青春小説!
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小熊英二
小熊英二が読む「ストライキ2.0」
自分の生き方をとりもどすこと
それがストライキだ