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『水晶玉子のオリエンタル占星術 開運暦2022』発売!
「2022年は“嵐”の後の虹をかける年に」

[インタビュー]

2022年は“嵐”の後の虹をかける年に

日々、迷える私たちに占いという形で希望の地図を示してくれる水晶玉子さん。空海が日本に伝えた宿曜経しゆくようきようをベースに編み出された“オリエンタル占星術”は、長らく雑誌連載として愛された後、書籍化もされて大ヒット。今年で6年目の刊行です。誕生日から割り出された27の「宿しゆく」別、365日ごとの運気のほか、1年の運気や時代の流れも伝授。2022年版ならではの新しい試みも満載の一冊です。誰もが大きな転換期を迎えている今、これからどう生きればいいのか? 水晶さんに伺いました。

聞き手・構成=芳麗/撮影= chihiro.
星の子制作=カイフチエリ

2022年は新しいことが生まれる年

―― 2021年は昨年に続き大波乱の年になりました。来年もまだこのような状態が続くのでしょうか?

 ここ数年は、大きな変化の渦中です。2020年は絶対に変わらないと思っていたものが変わった年。たとえるなら、巨大な隕石がぶつかったような年でした。21年はその混乱が現実に反映される年だったんです。六十干支ろくじつかんしでいうと、20年は陽の金の気の「かのえ」の年。21年は同じ金の気でも陰の「かのと」の年。つまりこの2年は表裏であり、ワンセット。陽は主に観念や精神面など見えない変化を表しますが、それによって現実が動くのが陰の年なんですね。

―― たしかに、21年は生活や社会の変化をリアルに実感した年だったと思います。

 でも、22年は水の陽の気「みずのえ」の年になりますから、また新しい動きが生まれる年になると思います。オリエンタル占星術では「参宿しんしゆく」の年ですが、「参宿」には嵐の神が宿るといわれます。さらに荒れるということではなく、噴き出してきている矛盾や混乱、いいものも悪いものもシャッフルして洗い流すようなイメージ。つまり、“浄化の嵐”ですね。その混沌の中から新しいものが生まれる年になると思います。

―― 希望が見出せる年なんですね。

 これできれいに収まりますとはいえませんけど、今までとは流れは変わってくるはずです。だから、本書も2022年版は、表紙に虹を描きました。嵐の後によくきれいな虹が出ますよね。きっと新しい景色が見られる年になるんじゃないかなという、予測と願いを込めて。

前向きに変化して

―― 22年をそんな新しい年にするには、どんな風に過ごすのが良いのでしょう?

 新しい時代の幕開けだからこそ、新しい生活や生き方を探すことが大切です。ここ2年、我々は、コロナやオリンピックなどに関連する、たくさんの混乱を経験しましたよね。でも、混乱したからこそ、その本質について真剣に考えるようにもなりました。そこに個人も社会も成長と発展の可能性が生まれるんだと思います。これまでの生活や仕事が崩れてしまった人も、もうおしまいだと思わずに、新しいやり方や生き方を模索してほしいです。

―― 来年こそ、変えるべき時であると。

 いつも“人生は変化が必然”とお伝えしていますけど、さらに変化を意識すべき年。

―― 変化には不安もあるし、どうすれば変われるのかわからない人も多いです。

 はい。だから、本書の22年版には27宿別に「手放すもの」「獲得するもの」を提案しています。物質も考え方も不要なものを捨て、新しいものを取り入れることで前向きに変化してほしいなと思って。人生はスクラップ&ビルド(破壊と創造)で進んでいきます。本書も、実は毎年、何かしら紙面を変化させているんですよ。日暦の開運メッセージなど変わらない核は大切にしつつも、より楽しんでもらえるものにしたくて。今年は、恒例のゲッターズ飯田さんほか、新たに西洋占星術で有名な石井ゆかりさんと対談させていただいたり。新しい特典もついています。

―― それは楽しみです!

 変化すべき来年は、何よりアイディア勝負の年にしてほしいなと。“必要は発明の母”っていいますけど、今、いろいろ困っている人が多いわけですから。「みんなこんなものが必要かな?」という視点で物事を考えてみるといいです。「参宿」は常識にとらわれない発想力を意味するパワーがありますから。個々のアイディアで、より便利でより快適な世の中をみんなの力で作っていけたらいいですよね。

日々を楽しく過ごすためのツールに

―― 新しいアイディアの年といえば、水晶先生も新しい占い本『水晶玉子の夢を叶える60アニマル占い』を刊行されます。

「六十干支」を60種類の動物に置き換えた占いです。「六十干支」を構成する十干と十二支は、元々は時間や方角を表すためのもので、十二支は、その気の流れの消長を動物にたとえて表した、古代中国のすごい発明です。「六十干支」の中には同じ十二支が5つあって、それぞれ少し性質が違う。それを違う動物で表現しました。たとえば同じ「午」でも、サラブレッド、シマウマ、ポニー……とか(笑)。実は、この企画、十数年前に思いついたんですが、60種類もの動物を考えても、雑誌ではページがもらえないし、ましてやそれを絵柄で描いてもらえる機会はなかなかなかったんですが……。3年前、漫画誌『マーガレット』さんから「何か新たな占いページを」とお声がけいただいて。漫画家さんがたくさんいる雑誌なら実現できるかもと思って相談したら叶いました!

―― ユニークな動物がたくさん登場していますね。

 その干支の特性を表すイメージの動物を当てはめる作業はとても楽しかったです。六十干支を使う占いは「四柱推命しちゆうすいめい」「算命学さんめいがく」などとても難解なのですが、こうして可愛いアニマルで表現したことで、親しみを持って楽しんでもらえるものになったと思います。

―― 読んでいて楽しかったです。自分はもちろん、周囲の人のアニマルを調べるのも面白くて!

 苦手な人も、こんな動物なんだと思って見れば、可愛く思えますよね(笑)。占いは心の地図であり、不安を解消してくれるものですけど、まず、何よりも楽しんで欲しいんです。私自身、子供の頃から占いは趣味であり、楽しみの一環でしたから。私がいうのもナンですけど、当たる当たらないだけにこだわらず(笑)。悪いことが書いてあっても落ち込まず。「気をつけよう」と前向きに捉えて、占いを日々を楽しく過ごすためのツールの一つにしてもらえたら嬉しいです。

水晶 玉子

すいしょう・たまこ●占術研究家。
西洋・東洋の枠を超え、多様な占術を研究、執筆。TVやラジオに多数出演。数々の有名人を占い、結婚、妊娠など的中させ話題に。空海が伝えた宿曜経をもとにした「オリエンタル占星術」は“魔のウィーク”など毎日の運勢が怖いほど当たる! と定評があり、ファン多数。『水晶玉子のオリエンタル占星術 開運暦』はシリーズ累計50万部突破!! その他『SPUR』『MEN’S NON-NO』『CLASSY.』等で雑誌連載や占い特集、「マンダリン占星術」「新ペルシャン占星術」等の占いサイトも好評。著書にエッセイ集『いいことばかり起きる女になる!』等がある。

『水晶玉子のオリエンタル占星術 幸運を呼ぶ365日メッセージつき 開運暦2022』

水晶 玉子 著

発売中・単行本

定価 1,650円(税込)

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『水晶玉子の夢を叶える60アニマル占い』

水晶 玉子 著/森月 あめ イラスト

11月5日発売・単行本

定価 1,650円(税込)

※デザインは変わる可能性があります。

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